絶対に失敗したくない企画のプレゼン前、緊張でお口の中がカラカラになってうまく話せない。緊張すると、口のかわきを経験したことがある方は多いのではないでしょうか?唾液の分泌量が減少することによって起こる現象です。こういった症状は一過性です。緊張により交感神経が優位に働き水分の多い唾液の分泌を抑えてしまうのです。
しかし次に挙げるような症状がある場合は、もしかするとお口の中がかわいているドライマウスかもしれません。
• 口がいつも乾く
• 口がねばつく
• 水をよく飲むようになった
• 話しづらい
• 食事しづらい
• 舌がひりひりする などなど
唾液はなぜ健康に欠かせないのか?
お口の中が唾液で潤っていることによって、口の中を清潔に保ち唾液中の抗菌物資によって健康を維持することができます。
唾液によってお口の中の粘膜や歯を保護しているため、唾液が少ない状態ではお口の中に細菌が繁殖しやすく、虫歯・歯周病が発生するリスクが格段に上がってしまします。
ぱさぱさした食事は水分を取らないと飲み込めないように、唾液が食塊形成をスムーズにして、飲み込みやすくしてれます。
つまり会話や食事をスムーズにしてくれる機能的な役割があります。
食事を美味しく、楽しく日常を楽しく健康に過ごす意味でも唾液はとても大事なのです。
管理人の働く医院では、味のないガムを5分間噛んでもらい、唾液腺に刺激を加えどのくらい唾液が出ているか簡単に知ることを行っています。1分間に1ミリリットル以上出ていると正常とみなしています。少なくなっていると感じる方は、歯科医院で検査してもらうと良いでしょう。
唾液はどうして減少してしまうのか?
• 精神的ストレス
• 加齢
• 口呼吸
• 服用薬剤の副作用(循環器用薬・精神科用薬・抗アレルギー薬・呼吸器用薬など)
• 糖尿病・腎臓疾患
• シェーグレン症候群
• 放射線治療後などが挙げられます。
唾液腺の機能障害や神経性・薬物性、全身疾患の影響等も挙げられます。原因となる疾患がある場合は治療が必要になる場合があります。かかりつけの主治医や歯科医院へ受診して相談して下さい。
お口のかわきに簡単にできるセルフケア
- よく噛んで食べる :例えば、柔らかい食材ではなく、かみごたえのある食事内容に変えるだけでも、噛む回数が増え、結果的によく噛んで食べることに繋がります。
- 唾液腺マッサージを行う:唾液を出すために耳下腺・顎下腺・舌下腺の3箇所のマッサージを行う
- お口の周り体操を行う:「あいうべ体操」を行う
- 口腔保湿剤を使用する
にっこり研究室オススメは特に「あいうべ」体操。子供から大人まで簡単にできるので唾液を出してお口の健康を守るためにも毎日おすすめしたい運動です。