「よい歯ブラシ」ってなんだろう?
ふだん診療で多くの歯ブラシを使ってきましたので、わかっているつもりでも、一度整理して考えてみました。
「よい歯ブラシ」は二つの顔が優れている
多くの歯ブラシは、デザインと機能性の両立が難しいといえます。デザインはいいが機能が伴わない、機能は申し分ないけどデザインがいまひとつ。
機能面のみでもよいかもしれませんが、セルフケアでは気持ちも大切!
正直、これまでデザインと機能をどちらも兼ね備えた、”いい顔”の歯ブラシには、ほぼ出会ってきませんでした。
クラプロックス歯ブラシシリーズ
スタッフと最近話題に上がる歯ブラシがそのど真ん中ではないかと。
「クラプロックス歯ブラシ」という製品です。
値段は高いと思うかもしれませんが、特長をふまえ実際に使用してみると、良い歯ブラシであることがわかります。
しかし、クラプロックスはデザインともに機能性も優れていると歯ブラシと言えます。
(デザイン)スイス生まれのポップなカラーが映える
カラーはとても大切です。一見、関係なさそうに思えますが、ほぼ毎日、日常的に使う歯ブラシだからこそ、デザインや色が気分に与える影響が小さくありません。
患者さんの感想を聞いても、歯磨きのモチベーションが格段に上がるとの声が多いのです。
特にカワイイと「ポップなカラー」は女子の心をくすぐります。
(機能)汚れをしっかり落とす、5000本〜12000本の圧倒的な植毛数
人気のCS5460シリーズのブラシの植毛数は5460本。CSスマートシリーズは植毛数7600本。CS1246ベルベットは植毛数12460本。
これだけ植毛数が多いと時間をたくさんかけずとも汚れがしっかり落ちているから忙しい時には最適です。
(機能)クラプロックス社独自のCuren®繊維
ブラシの毛はナイロンに比べると吸水性が低いため長持ちします。また触感は柔らかく優しくフィットする感じが歯茎にとても心地いいい印象。歯肉を傷めず歯と歯の間もしっかり磨けます。
※ブラッシング圧がかなり強いとどんな歯ブラシも長持ちはしませんので、歯科医院でブラッシング指導をしてもらいましょう。
(機能)毛足が短く毛先の形状がフラット
力強い圧で歯の面を横磨きしてしまうと、特に上下顎の犬歯や小臼歯にかけて歯肉をさげて知覚過敏が出てしまっている方もいます。
もちろんかみ合わせや歯ぎしり、食いしばりによって知覚過敏の症状がある場合もあります。知覚過敏になると、歯ブラシの毛先によって痛みが出てしまうので磨かない、磨けない状態になります。毛先がすぐにひらいてしまう方は、ブラッシングの圧が強い方がほとんどです。
この歯ブラシは毛が柔らかく、毛足が短いので圧が強くなっても毛がしなってくれます。また毛先の形状はテーパー型でなくフラットなため痛みを感じにくく磨くことが可能です。
(機能)ハンドル形状
8角形のハンドルで45°の正しいブラッシング角度を口腔内で容易に保つことができますよ。
管理人が考える”こんな人におすすめ”
- 歯磨きが面倒に感じている人
- 忙しく歯磨きに十分な時間がとれない人
- 歯ブラシの毛先がすぐにひらく人
- 知覚過敏がある人
- とにかくブラッシングしている姿をおしゃれに見せたい人
(まとめ)にっこり度 ★★★★☆
日常をポジティブに変えてくれると、ケアも楽しく長続きするものです。
歯磨きすることが楽しくなる心理的な効能も重要なのです。
興味がある方はぜひ使ってみてくださいね。